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カルシウムと記憶力の意外な関係:カルシウム不足で忘れっぽくなる理由

カルシウムが骨の健康に必要なのは有名ですが、実は、記憶力の維持にも欠かせない栄養素です。脳内で情報のやり取りをするには微量のカルシウムイオンが行き来しなければなりません。脳細胞内には、正常な濃度に保たれたカルシウムイオンが存在しており、神経細胞と神経細胞の間を飛び交うことで記憶されるべき情報が伝達されます。情報の運び屋なのです。

意外に思うかもしれませんが、カルシウムが脳内の情報伝達を担い、人間の認識力を基礎から支えていたのです。脳が喜ぶ飲み物だったのです。

問題はカルシウム不足が起きたとき。体内でカルシウムが不足すると、
脳は骨に蓄えられているカルシウムを溶かすことでその不足を補います。
生体にとって重要な栄養素なので、緊急策が用意されているのです。


カルシウム不足で記憶力が低下する理由。

しかし、この際、人体に必要以上にカルシウムを骨から取り出してしまいます。その結果、血中のカルシウム濃度は異常に高くなり、脳内の神経細胞に過剰供給されます。「カルシウム・パラドックス」と言う現象です。

カルシウム・パラドックスの結果、骨がモロくなるだけでなく、記憶力にも支障が出ます。脳細胞内のカルシウムイオン濃度のバランスが崩れてしまいます。カルシウムイオンが神経細胞に入ったままになり、その神経細胞は情報伝達が上手くいかなくなります。さらに神経細胞にカルシウムが貯まってくると、どうしても情報の伝達速度が遅くなってしまいます。

さながら、血管内にコレステロールが溜まってしまい、血のめぐりが悪くなってしまうのに似ていますね。 アルツハイマー病は、カルシウムの濃度異常が深く関係していると考えられています。一般に、アルツハイマー病患者は夕方から夜にかけて症状が悪化する傾向にありますが、これはカルシウムイオン濃度が日中に上昇するからではないかと考えられています。


現代人はカルシウム不足

厚生労働省が公表しているカルシウムの摂取目安量は、成人男性で650mg~900mg、成人女性で600mg~700mgです。 しかし、現実には日本人の約70%の人が1日に必要なカルシウムが摂れていません。

カルシウムの摂取率に関しては、日本は先進国で最下位なのです。主な原因は食生活の乱れで、乳製品や魚介類の消費量が減っているからです。

また、運動不足もカルシウム不足を引き起こしてしまいます。骨は歩いたり走ることで刺激を受け取らないと、カルシウムを吸収しようとしないからです。つまり、骨の退化です。有名な例が、宇宙飛行士は無重力空間で生活しているので、骨が負荷を受けず、ひどい骨粗しょう症になります。


■カルシウムを含む食品とその含有量

●カルシウムを含む食品ベスト5

  • 1位 牛乳 コップ1杯 200ml  230mg
  • 2位 プロセスチーズ  2切れ 190mg
  • 3位 木綿豆腐 1/2丁 130g 180mg
  • 4位 スキムミルク 大さじ2杯 130mg
  • 5位 ヨーグルト1/2カップ110g 130mg

カルシウムとビタミンDは仲良し

食事から摂ったカルシウムは小腸で吸収されます。この時、カルシウムの吸収を助ける栄養素がビタミンDです。さらにビタミンDは血液中のカルシウムを骨へ吸収させるのに必要です。骨や脳を守るうえでベストな組み合わせなので、ビタミンDを含む食品を積極的に食べ合わせましょう。

ビタミンDは魚介類に豊富です。あんこうの肝、まいわし、鮭、さんま、ニシン、サバに含まれているので、これらを食習慣に取り入れましょう。


記憶力を守るためのカルシウムレシピ

「バナナチーズの春巻き」

レシピ

角切りにしたバナナとクリームチーズを和えたら春巻の皮でつつみ、油で揚げるだけです。カロリーが気になる人は豆腐とチーズで作った豆腐チーズケーキでもOK。東大生が考案したおやつなので、受験生にオススメ。


「ジャコおろし」

レシピ

カルシウム豊富なチリメンジャコ(100gあたり520mg)と大根(100gあたり21mg)。簡単に作れるだけでなく、ご飯も進む一品ですね。


「アーモンド小魚」

コンビニ、スーパー、ドラックストアで購入できる。

子供の定番のおやつ。にぼし(100gあたり2,200mg)、アーモンド(100gあたり210mg)が含まれている。安くて、美味しくて、手軽である。アーモンドには記憶力を維持するための栄養素レシチンも含まれている。


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