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現代文の小説の読み方:読解力を高める4つのポイント

    ■結論から言えば・・・

    • 小説は驚くほど論理的。フィーリングは関係ない。
    • 場面設定・登場人物・物語の変化・情景描写に注目する。

現代文でも、勉強法が確立されていないのが小説です。フィーリングで解いている受験生も多いと思いますが、意外にも小説は論理的な文章です。

当然、筆者には主張したいことがあり、それを様々な手法で主張しているに過ぎません。この記事では、小説を論理的に解く方法を解説します。

 


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■小説を構成する要素。

入試の小説で出題されるのは、主に2つ。「主人公や登場人物の心情を答えよ」「その心情になった理由」。つまり、小説の読解の中心になるのは登場人物の気持ちです。配点も心情にからめたものが圧倒的に傾きます。

心情そのものが「悲しい」「嬉しい」とハッキリ書かれることはありませんが、その心情になった根拠はしっかりと小説中に書かれているのです。

    ■結論から言えば・・・

    ■登場人物の心情を読み取るためのヒント

    • 1.小説の場面設定。
    • 2.登場人物の心情を反映した言動や描写。
    • 3.その心情に至る物語の変化。
    • 4.情景描写。

1.物語の舞台と登場人物の心理がリンクしている場合があります。桃太郎が「おじいさん・おばあさん」の家にいるか、鬼ヶ島と鬼と一緒にいるかで、その心情はかなり違ってきますね。そのため、舞台設定は重要です。

「時間を指す言葉」「場所を指す言葉」「人物の増減を指す言葉」に注目します(人物の増減で時間の変化を読み取れます)。そこから、登場人物の置かれている状況を正確に読み取るように意識しましょう。


2.登場人物の心情は言動や描写に現れます。登場人物が「肩を落とした」という行動をすれば、当然、ネガティブな気持ちになっているでしょう。

これほど、わかりやすく描かれていることはほとんどありませんが、その行動に至った心情が必ずあります。ちなみに、小説文の黄金ルールには「状況⇨心情⇨行動」があります。人物がある状況に置かれて、ある気持ちが発生して、ある行動に至ります。状況は1の舞台設定のことですね。


3.物語の変化は比較的わかりやすいですね。小説中の事件や出来事のことです。出題される文章によっては、たいした出来事や事件がなかったりしますが、その場合は、ある出来事や事件が背景にあり、それが小説全体に影響を与えています。事件や出来事が起きれば、当然、登場人物の気持ちが変化しますから、ここに着目すべきです。


4.情景描写は、実は深い意味を持っており、読解のヒントになるのです。小説の書き手が、情景描写をすることによって、読み手に「雰囲気」や「予感」、ズバリ「(登場人物の)心情」を伝えることがあるからです。

「窓の外でシトシトと雨が降っている」という描写があれば、あまりポジティブな雰囲気ではありません。どんより、物憂げ、湿っぽいというウエットな感じがします。このような「場面」に登場人物が登場するので、その心情もある程度限られます。だいたいネガティブな方に傾きます。


また、情景描写は物語の展開を暗示することがあります。「雲ひとつない青空が広がっていた」という情景描写があれば、その後の展開はポジティブなイメージになる可能性が高いです。ドラマや映画でも青空のカットが挿入されると、ハッピーになる展開が暗示されていることが多いです。

逆に「雨」「曇り空」や「雷」のカットが挿入されれば、その後に悲劇が起きる可能性が高いですね。小説でも、この手法が用いられるのです。


以上、小説の読み方のコツを解説しました。この4つを意識するだけでも、小説読解の精度がグンと高まります。小説は、評論文と違ってスラスラ読めてしまいますが、具体的に意識すべきポイントはとても多いです。

問題集にこの4つをマーキングしましょう。手を動かしながら小説を読むことで、読解力がグングン伸びていきますよ。

 

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