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現代文の随筆文の読み方:文章のパターンを押さえて読解する

最近、入試で「随筆文」の出題が増えてきています。実は、全体の3割の大学が随筆文を出題しているのです。志望校の過去問を確認して、対策する必要があるかどうか確認しましょう。過去に随筆文が出題されている場合は、随筆文の勉強をしなくてはなりません(例:同志社大学など)。

しかし、やっかいなことに、随筆文は対策がしづらいのです。そもそも随筆文は自由に書いてある文章で、決まった形式がありません。パターン化に馴染まないのです。評論や小説のような読解の方程式はありません。

まず、随筆文の特徴について触れましょう。随筆文とは、筆者の気持ちや心情を、筆者の身の上に起こった事件をもとに書いた文章のことです。

評論文は主張や見解ですが、随筆文は気持ちです。小説では登場人物の心情ですが、随筆文では筆者の気持ちについて書かれています。ちょうど、評論と小説の中間のような文章なのです。この点もややこしいですね。


出題される随筆文のパターン

  • 1.昔を思い出す。
  • 2.社会への意見。

1.回想は、定番の随筆文です。大人になった筆者が「子供の頃」や「若い頃」のことを思い出しながら、そこで感じたことを述べるパターンです。

簡単に言うと「体験談」ですね。出題される問題も「筆者の述べる●●とは、どういうことか?」や「なぜ筆者は●●をしたのか?」「なぜ傍線部のように思ったのか?」などを聞いてくるのです。 どちらかと言うと、『小説よりの随筆文』になりやすく、筆者の心情を綴ったものです。


2.社会への意見は、イメージとしては『評論よりの随筆文』になります。たいていの場合、随筆文のなかで、筆者は事件や出来事に遭遇します。

そして、ほとんどの場合は、その事件にイラつきます。気に入らないことが起きたので、随筆にしているということですね。そのため「筆者は何を批判しようとしているのか?」と意識しながら読むことが重要なのです。


マーキングすべき場所

「私は〜と思う(思った)」「私は〜と感じる(感じた)」という表現は重要です。そこで、筆者の気持ちが述べられていることが多いからです。

また、事件や出来事が描かれている部分を丸で囲みましょう。とりわけ、その事件や出来事のなかで、もっとも筆者に影響を与えたと思われる文章に線を引きましょう。出来事と気持ちに注目します。 そもそも随筆は、「筆者の気持ち」と「筆者が影響を受けた出来事」で構成されています。


具体的な勉強法

随筆文が掲載されている問題集を活用しましょう。過去問が用意できるなら、そちらを中心に解いていきます。 なるべく詳細な解説(なぜ、筆者はそのような心情になったのか?)が解説されている問題集を選びましょう。

そして、回答する場合は、答えだけでなく、自分がその答えを選んだ理由をなるべく詳しく書きます。問題集の解答の解説と照らし合わせます。

解説の答え合わせをするんですね。他人に説明できるようになれば最高です。この訓練を繰り返すことで、筆者の心情を理解する力を養えます。

 

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