書いて覚えることのメリットとデメリット
- 書いて覚えるのは記憶法としては正解。
- 手を動かすことで触角を動員して、見ることで視覚を動員する。
- 一般的に、五感を活用して得た情報は記憶として定着しやすい。
- ただし、書く行為は効率が悪いので、書いてでも覚えたいことに限定するべき。
■結論から言えば・・・
筆者は、英単語をルーズリーフに書いて覚えました。未だにスペルを描けるので記憶法としては間違いではなかったのでしょう。ただし、時間もかかれば、場所も選びます。とても効率が悪い学習法でもあるのです。
この記事では、脳の観点から「書いて覚える方法」を再考します。
スポンサーリンク
人間には五感が備わっているので、可能な限り五感を用いる方が脳を活性化できます。五感から言えば、書いて覚えるという行為は視覚と触覚を用います。参考書を見るのが視覚、ペンを動かすのが触覚に当たります。
腕を動かすことは、視覚や聴覚に比べてエネルギーを消費するので脳が活性化します。また、書いて覚えることで、身体で覚える「手続き的記憶」にもなりやすいです。例えば、英単語を何度も書いていたら、腕が覚えてしまったということはないでしょうか?身体が覚えるのです。
これらの理由から書いた方が覚えやすいのです。しかし、この方法にはデメリットがあります。書くことでで時間が掛かるのです。また、紙と机がないと書くことが出来ないので、勉強場所が限られてしまいます。
やはり、最大のデメリットは時間が掛かるということです。受験勉強をしている方は、限られた時間を効率的に使わなくてはいけません。
私は、英単語をひたらす書くことに時間を浪費してしまい、肝心の長文読解になかなか時間がさけず、スケジュールを処理できなくなることがありました。暗記効果が高い分、ウェイトを置き過ぎていたのです。
したがって、書いてでも覚えたいことと黙読や音読で覚えることを仕分けることが大切です。絶対に覚えなくてはいけないことは書きましょう。
ちなみに、英単語や漢字はノートに反復して書いていきますが、歴史上の人物や事件はメモリーツリーを書くのがオススメ。事件や人物との関係も同時に書くことで、記憶がより定着して、使える知識に化けるのです。
スポンサーリンク