受験生の不安やモヤモヤを無料で解消する方法
- 不安やモヤモヤは紙に書く。
頭に浮かぶことをそのまま書き出す。 - そうすると、悩みが紙の上にのりうつり、
まるで他人事のように見えてくる。 - あとは、解決策をそこに書いていくだけで、
不思議なほどにモヤモヤが消える。 - 紙に書かなければ、悩みの中に埋没しているだけで、考えたことにはならない。
- 毎日モヤモヤを紙に書くと、心のゴミが処理され、脳のパフォーマンスが上がる。
■結論から言えば・・・
受験ストレスのせいで、ノイローゼのようになっている方がいます。
特に、10代は多感な時期ですから、人一倍傷つきやすいものです。
しかし、目の前の勉強に集中しなくてはなりません。
この記事では不安が生まれる理由とそれを解消する方法を考えました。
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■不安なのは頭の中が散らかっているから。
なぜ、心の不安やモヤモヤが生じるのでしょうか?
いろいろな説明ができますが、頭の中の整理ができていないからです。
受験生はさまざまな課題を抱えていますが、 勉強で忙しいので、ついつい課題をそのまま放置します。 しかし、心配や不安は自然にふくらみます。
■結論から言えば・・・
「第一志望に落ちたらどうしよう→滑り止めに行って、期待通りの人生を歩めるか? →やはり、就職活動に影響が出るだろう→人生の選択肢が狭まる→それは辛い人生だ」このように悪い想像が頭の中でグルグルと回り、暴走していくのです。
だいたい同じようなパターンの「どうどうめぐり」をしているはずです。
勉強しているときにもノイズのようにあらわれて、思考をいちいち中断させるのです。 模試の結果が悪かったり、勉強計画が大幅に遅れると、思考の暴走につかまって、落ち込むのです。これが本当にムダですね。
不安は紙に書く
■結論から言えば・・・
解決策はシンプルです。「紙に書く」。例えば「第一志望に落ちたら」というテーマで書き出す。 そこで頭に浮かんだことを片っ端から書いていきます。 「第一志望に落ちたらどうしよう→滑り止めに行って、期待通りの人生を歩めるか? →やはり、就職活動に影響が出るだろう→人生の選択肢が狭まる→それは辛い人生だ」。
まずは、心のモヤモヤをそのまま書き出します。 不思議なことに、紙に書かれた悩みや不安を見ると、 まるで他人事(ひとごと)のように冷静に見られるようになります。他人が書いた文章に見えてくるのです。
言葉では説明しづらいのですが、 悩みや不安を紙に書くと、それらが紙の上に乗り移るのです。悩みとそれを観察する自分の構造がよりハッキリするので、 物事を対象化して見られるようになり、解決策が見えてきます。
そして、上記に解決策を書いていくのです。
■結論から言えば・・・
本当に辛い人生か?
→第一志望の企業に就職できなくても、やりたい仕事に就ける可能性はある。
→そもそも、人生の選択肢を広げるのは、学歴だけではなく、人脈の可能性もある。
→在学中にやりたい仕事のアルバイトをしよう。そこで人間関係を作れば、きっかけになるかも。
→アルバイトをすれば、実は自分が想像していた仕事とは異なるかもしれないし、合わないかも。
→第一志望に落ちたところで辛い人生かは、今の自分にはとうてい判断できない可能性が高い。 →今やれることを精一杯やるしかない」
不思議なことに、紙に書くだけで、悩みに冷静にアプローチできます。
前述のように、悩みが紙の上に乗り移り、客観視できるようになります。
逆に言うと、頭の中で考えているうちは、考えたことにはなりません。
脳の情報処理(この場合は、どうどう巡り)を体感しているだけなのです。
考えるという行為は、物事を対象化することですから、問題と距離を取る必要があります。 そのため、紙に書かなければ、悩みの中に自身が埋没してしまい、苦しみの風雨にさらされるだけ。
メモ書きを習慣化すれば、頭の回転度が底上げされる
私たちは日々さまざまな悩みや不安を抱えますが、 その度に紙に書いて、観察して、解決策を書きます。 悩みや不安は心のゴミ、脳のアカです。
放置していると、普段の思考にノイズのようにあらわれて、 私たちの集中力をプツ!ブツ!とこまかく途切れさせます。 しかし、1日に1回紙に書くと、悩みや不安はやわらぎます。 そのため、脳のメモリを奪われないので、目の前のことに集中できます。「脳のお風呂」みたいなものです。
私は赤羽雄二氏の『ゼロ秒思考』の手法をそのまま実践して、 毎日A4の紙に心のモヤモヤや解決するべきことを書いています。 カテゴリごとにファイリングして保管しているのですが、 半年〜1年後に見返すと問題はだいたい解決しています。 (筆者は社会人なので、主に仕事に関する悩み)。
つまり、この手法は大学生になってからも、社会人になってからも使える技術です。不安と上手に付き合う方法ですから、死ぬまで使える習慣です。 受験生もしくは浪人生のあなたも、ぜひメモ書きを実践して下さい。
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