古文文法の覚え方:品詞、活用、接続の勉強法。
- 1.古文の文法書は薄い。それほど暗記量は多くない。
- 2.大きいものは品詞、活用、接続の3つしかない。
- 3.文法は短期間でも習得できる。
■結論から言えば・・・
古文文法と聞くと、アレルギー反応が出るかもしれません。しかし、冷静に参考書を見てみましょう。古文文法に関して言えば、暗記量はそれほど多くありません。それでは、具体的な勉強法について解説しましょう。
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■うろたえるな。たった3つだ。
古文の文法に苦手意識を持つ受験生はとても多いです。しかし、イチから丁寧にやっていけば、それほど恐れる必要はありません。具体的には、古文文法で学ぶべきことは、大きく「品詞」「活用」「接続」の3つです。
英語の文法に比べたら、それほど情報量は多くありません。事実、古文の文法書は薄いです。なるほど確かに、あの意味不明な文字の大群は迫力がありますが、作業量はとても少ないのです。怖がらなくてもいいのです。
まず、古文の文法で押さえておくべきは「品詞」です。具体的には、動詞・助動詞・名詞・形容詞・副詞があります。現代文も英語もそうですが、品詞に分けることが出来なければ、文章の意味がつかめません。
したがって、文法の基礎は「品詞」にあるのです。品詞の勉強法ですが、教科書の古文のを品詞に分ける練習をすれば、それで十分なのです。
学校では現代語訳も配られるはずですから、一文一文をしっかりと品詞に分けます。その後、先生に添削してもらいましょう。学校の先生は勉強を教えるのが仕事ですから、先生をドンドン活用してしまえばいいのです。
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品詞の次は「活用」です。品詞分けが出来るようになったら、活用を学習しましょう。学校の授業で音読させられた「言は・言ひ・言ふ・言ふ・言へ・言へ」というアレです。連用形と連体形を例にとりましょう。
例えば「赤くする」の「赤く」は連用形で、「赤いもの」の「赤い」は連体形です。現代の言葉ならすぐに理解できますが、古文となると文法を知らなければチンプンカンプン。そのため、「活用」をマスターしないと、文章を正確に読むことが出来ません。活用をしっかり暗記しましょう。
活用をマスターしたら、次は接続です。例えば、打ち消しの「ず」は未然形接続でしたね。したがって「ず」につながっている単語は未然形ということです。活用を理解していれば、助動詞の接続から活用が分かります。これで意味解釈が可能になるので、正確な現代語訳ができるのです。
古文文法に苦手意識を持つ受験生がとても多いです。しかし、英語の文法に比べたら、たいした量ではありません。大きいものは品詞・活用・接続、これだけです。 事実、古文文法の参考書はそんなに厚くありません。
1冊を徹底的に勉強すれば、短期間でマスターすることも十分可能です。あとは、文法の問題集を1冊解いておけば、基礎を確実に固められます。学校の授業でも基礎は学べるので、意外に大学受験にも役立ちますよ。
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