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古文の文学史は覚えておこう。知っているだけで得点になる。

    ■結論から言えば・・・

    • 1.文学史は知っているだけで得点につながる。
    • 2.例えば「〜日記」「〜紀行」などの日記文は作者目線で書かれている。主語がハッキリしない動作や感情は、ほぼ100%作者である。出典が、主語特定のヒントになる。
    • 3.センター試験では、有名作品はほとんど出題されない。作品を読んでいない受験生が不利益を被らないためである。他方、各大学では有名作品が出典になることもある。

結論から言うと、知っているだけで点数になる典型的な暗記モノですね。この記事では、文学史の勉強がどれだけ「お得」なのか解説しましょう。

 


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■古文読解がグッと楽になる!

文学史を押さえておくと点数が取りやすくなります。作品の背景を知っているだけでも、出題される文章が理解しやすくなるからです。作品の概要をすでに暗記していれば、知っているだけで得点しやすくなります。

暗記量はそれほど多くはないので、文学史の解説書を勉強しておきましょう。 大学入試でもっとも出題されているのは、ご存知「源氏物語」です。

難関大学ではこぞって「源氏物語」を出題しています。その他では、「平家物語」や「古今和歌集」、「大鏡」を初めとする鏡物語など、その出展は有名なものばかりです。ですから、源氏物語のマンガを読んだり、有名作品のあらすじを理解しておくだけでも、読解しやすくなるものです。

また、「〜日記」「〜紀行」というタイトルであれば、文章が作者視点で書かれています。主語がハッキリとは書かれていない場合は、動作や心情の主語はほぼ100%作者です。出典が主語特定のヒントになるのです。


さて、具体的な勉強法を紹介します。まずは、古文の勉強をする際は、文章の出典を確認して下さい。学校の教科書で扱っている古文は、とても有名なものばかりです。この「セリフ」や「場面」が出てきたら「源氏物語だ」「伊勢物語だ」「今鏡だ」と反応出来るようになれば完璧です。

より本格的に勉強したい場合は、古文の文学史の解説書を読みましょう。覚え方は簡単。文学作品を時代と共に覚えましょう。 『奈良時代なら「万葉集」、平安時代なら「枕草子」「源氏物語」』など時代との関連性で覚えるのです。たいした暗記量ではないので、短期集中で暗記できます。


さて、時間がある人はセンター試験の出典を20年分追ってみましょう。実は有名作品は、ほとんど登場しません。 マイナーな作品ばかり出題されるので、事前に読んでおくことが困難です。その作品を読んだことがない受験生が不利益を被らないように、問題作成者が配慮しているからです。

同様の理由で、現代文でも有名作品が出題されることはほぼありません。 他方で、各大学で出題される古文では、有名作品から出典されることがあります。ときどき、「読んだことがある文章が実際に出題された」という『的中報告』があるのは、このためです。的中まで狙うのは難しいです。しかし、あらすじを覚えておけば有利に働くことは間違いありません。


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